雑誌「チルチンびと105号」に掲載されました

2020年9月11日に発売された雑誌「チルチンびと105号」(株式会社風土社)に、Green Hospital Projectが携わっている関屋病院プロジェクトの様子が掲載されました。

ぜひ、書店などで手にとってご覧ください。

撮影は、雨が降ったり止んだりの中でした。美しい素敵な写真をたくさん撮ってくださいましたので、こちらでも少し紹介します。撮影は、酒谷薫カメラマン(チルチンびとの雑誌には、酒谷さんのお庭も掲載されています)。

Green Hospital Projectのメンバーは、定期的に病院を訪問し、草花を美しく保つコツをお伝えしています。
看護師さんが、患者様からお花の名前を質問されることも多いとか。そんな時のお役立ちアイテムも、環境係さんが作られています。

雑誌でご紹介した「あおぞら庭園」以外にも、たくさんの緑地があります。病棟からアクセスしやすい場所には、野菜など変化が大きくて様々な楽しみ方ができる植物を植えています。

「りんご広場」。当初はお花でしたが、野菜を植えて欲しいという希望が増えたので、菜園に変更。
スタッフの通用口。当初は予定されていませんでしたが、「毎日スタッフが通る場所こそ美しくしたい」という声が届き、リフォームすることとなりました。緑を通して、スタッフの毎日を応援しています。

雑誌の掲載が決まったとき、関屋病院のスタッフの皆様に、グリーンホスピタルプロジェクトの感想や今後の希望などをヒアリングしました。その結果は、また追々ご紹介したいと思いますが、新型コロナウイルス拡大という、予想もしていなかった大きな変化の中、緑と人との関係がより大切になっていることを、ひしひしと感じる結果となりました。

今回の撮影は、新型コロナウイルスの感染が広まっている中、予定を大幅に変更したり、感染防止の工夫を行いながらとなりました。いつか、この大変さも懐かしく思い返す日もあるのかな、早くその日が来たらいいな、と話しながら。同時に、こんなときだからこそ感じること、気づかされることを大切に味わいたいと思っています

心地よい庭であること

日本は、緑豊かな国。ちょっと放置しているとどこからともなく飛んできた雑草の種から芽が出て、そこは緑になっていきます。植物が生えにくい地域からしたら、なんと羨ましいことでしょう!

ところで、「緑がある」=「心地よい場所」、というわけではありません。雑草が生い茂り緑が深くなりすぎると、「何か怖いものがいるのかも」と警戒心が生まれてしまい、心地よさを感じることはできません。

病院の庭は、安心感を与える、何度でも訪れたくなる心地よい庭であって欲しいと思います。適度に人の手が入っていることが感じられること、緑をお世話する誰か人の気配がする庭を目指したいものです。

関屋病院のグリーンホスピタルプロジェクトが始まる前。緑はたくさんあるけれど、近寄り難さを感じます。
プロジェクト2年目のお庭、春と夏。お手入れをする方の気配がある、親しみやすい緑になってきました。
看板も、人の温もりを感じさせる大切なアイテムです。

LIFE~夢のかたち~に登場します

Green Hospital Projectは、おかげさまで2周年を迎えました。

新型コロナウイルスの影響もあり、イベントや新しい活動はなかなか思うようにできていません。

そんな中、テレビと雑誌に取り上げていただく機会をいただき、「自分たちは何がしたいのか」「この2年はどんな意味があったのか」と向き合うこととなりました。

8月29日(土)午前11時〜 朝日テレビ(6チャンネル)の「LIFE〜夢のかたち〜」で、ガーデンプランナー奥田由味子の幅広い活動が紹介されます。その一つとして、関屋病院でのGreen Hospital Projectの活動も取材していただきました。

こちらが番組のURL → https://www.asahi.co.jp/life/ ぜひご覧ください。

とても暑い最中、感染予防を講じながら、汗をぬぐいながらの撮影でした。思い出に残る撮影になりました。

勉強会「医療施設における緑の役割」開催しました

2020年1月29日、千葉大学の岩崎寛先生をお招きし、病院や福祉施設をとりまく”これからの緑”勉強会の第1回。「医療施設における緑の役割」を開催しました。

勉強会には、建築や緑化の設計に携わる設計士さんだけでなく、園芸療法に携わる方々も多く参加していただきました。

岩崎先生から、植物や庭がもつ力について、様々なデータを元に解説していただきました。その後の懇親会にも、多くの方が参加してくださり、設計士さんたちから設計士ならではの、園芸療法士側からは利用する立場での意見や想いをお聞きする場となりました。

庭の計画、設計、工事、そして利用という長い時間のなかで、設計する側と利用する医療者側が接点を持つことはありません。そのために「患者様のために」と同じ想いを持っていてもすれ違いが起こってしまいます。

今回のような勉強会や対話が、勿体無いすれ違いを減らし、患者様が活用できる庭に近く一歩になればとても嬉しいです。

勉強会の企画は、新型コロナウイルスの登場でストップしていますが、これからも皆様に活用していただける内容を企画してご案内したいと思っています。

医療施設の設計と緑の計画

病院に庭があり、緑の意義を理解する医療スタッフがいて、緑が好きで緑と共にいたい患者様がいる。これだけ条件が揃っている場合でも、上手くいかないことがあります。庭が、荒れて、不快な印象を与えるようになったり、維持管理のお荷物になってしまうことも。とてももったいないことです。

様々な理由があります。「最初に緑を活用する前提で計画していない」こと。そして、「意図が共有されていない」こと、「管理の仕組み・利用の仕組みがない」ことなどなど。

施主、建築設計士、造園設計士、ゼネコン、造園会社、そして管理スタッフ、医療スタッフと、多くの人が携わる中で、想いを共有し現実に維持管理を継続していくのは確かに難しいことかもしれません。

しかし、どこかに方法はあるはず。今回、どうすれば病院の庭・緑地空間が活きたものになるのかを探り、「計画時点でできることはないだろうか?」と考えていく勉強会を、建築や造園の設計に携わる皆様と開催していくことにしました。

まず1回目に、病院緑化の研究をされてきた岩崎先生をお招きします。

1月29日(水)18:30~20:00  大阪市中央区(最寄駅:天満橋駅)で開催します。

お申し込みをお待ちしています!

お申込先 : info@greenhospital.jp  

*お名前・所属・電話番号・「1/29勉強会参加希望」とお書きの上、お申し込みください。

*席数が限られていますので、参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。定員になり次第締め切りいたします。

*主に設計などに携わる方を対象としていますが、それ以外にこの分野に興味を持っている方にも参加していただけます。

*Green Hospital Project*  https://www.greenhospital.jp

”病院の緑”見学会「適寿リハビリテーション病院」

園芸療法研究会西日本が主催する病院見学会へ。

神戸市の適寿リハビリテーション病院を訪問し、理事長の公文先生、園芸療法士として、常勤で働かれている中西さんのお話を伺い、見学しました。

短い時間の間に、何人もの患者様がスタッフと共に庭を歩き、足を止め、植物の小さな変化を捉え、鯉に餌を与えている様子。

たくさんの野菜たちは、中西さんが学んできた有機農法の技ですくすくと成長していました。みんなが育てた野菜が食卓に並ぶ日は、完食される患者様が多いのだとか。

これほど生き物のたくましい力を感じることができる病院は、なかなかありませんが(リスク管理という理由で、生き物の気配は消されていくことが多いのです!とても残念ではありますが、病院のタイプによっては必要なことでしょう。いつも複雑な気持ちになります)
こちらでは自然に当たり前のように緑を目一杯活用されていました。まさに、病院の一つの文化。理事長の強い思いと、それに応えるスタッフが作ってきた適寿リハビリテーション病院ならではの病院緑化・園芸療法を見せていただくことができました。

今回訪れた適寿リハビリテーション病院はこちらです。 http://www.tekiju.com/

*Green Hospital Project*  https://www.greenhospital.jp

コスモスがあるということ

【関屋病院プロジェクト⑤】

初夏の代表的な花、コスモス。関屋病院の屋上庭園「あおぞら庭園」に、季節を感じる花を植えたいというスタッフの皆様の声を受けて、コスモス畑を企画しました。

患者様が来るたびに成長が楽しめるよう、苗ではなくタネから育てました。8/20の様子。
大きく育ってきました! コスモスが咲きますよ、とアピールする看板を追加。9/10の様子。
患者様・スタッフの皆様へ、「ご自由に看板」を設置。9/30の様子。

コスモスは珍しくもなく、その季節になればどこででも見られる花。

入院されている患者様にとって、そんな馴染みのあるコスモスが近くにあることが大切なんです、とリハビリテーションのスタッフが話してくれました。そして、「コスモスを見に行きましょう」「摘みに行きましょう」という声をかけて、一緒に見に行く時間がとても貴重なのだと。

コスモスの次に菜の花を植えることとしましょう。そして、春を心待ちにすることにしましょう。

*医療法人弘生会 関屋病院* http://kouseikai-sekiya.or.jp/

*Green Hospital Project*  https://www.greenhospital.jp

”病院の緑”見学会「関西ろうさい病院ホスピタルパーク」

病院見学会「関西ろうさい病院ホスピタルパーク」を開催しました。

なぜ、病院にこのような広い庭があるのか、どう活用され、どう維持管理されているのか?

沢山の疑問に、園芸療法士の佐々木さんが丁寧に、率直に答えてくださりました。特に、ボランティアの活躍とその仕組みについて、とても感じるところが多かったです。

このホスピタルパーク、もともと駐車場を予定していた土地だったとか。「病院には庭が必要だ!」と思った施主担当者が、浅野房世先生(今は園芸療法学会の理事長です)と出会い、実現したのだと聞きました。

患者様がスタッフと散策されるだけでなく、近所の方々にとっても貴重な緑の空間になっているとのこと。参加された皆様にとっても、丁寧に管理された緑に癒される時間となりました。

暑いなか、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!

今回訪れた関西ろうさい病院のホスピタルパークについて。 https://www.kansaih.johas.go.jp/info/hospark.html

*Green Hospital Project*  https://www.greenhospital.jp

「これからの医療と緑を考える」勉強会、開催しました!

2019年8月17日、「これからの病院と緑〜植物の療法的効果を取り入れるために〜」を開催しました。

勉強会では、岩崎先生が長年かけて蓄積された研究成果を通して、緑が健康に役立つメカニズムや効果について教えていただきました。様々な病院緑化の事例紹介を通して、患者様やスタッフに活用される緑と活用されていない緑は何が違うのか? 具体的な事例が示される岩崎先生のお話はとてもわかりやすく、熱く、未来志向で勇気付けられた時間となりました。

千葉大学の岩崎先生
Green Hospital Projectの紹介もさせていただきました。

交流会では、参加者一人一人が「どのような取り組みをしているのか」、「どのような取り組みをしたいのか」、「困っていること」を発表し、参加者が抱える共通の課題について、取り組む方向性や協力し合える点がたくさんあることを発見しました。

交流会では、ご自身の活動や困っていることをシェア。
交流会にも、たくさんの方が参加されました。同じ想いを持つ仲間との出会いに感謝!

園芸療法や病院緑化を進める上で、実践者が「緑が誰の健康に、どのように、どの程度役立つのか」説得力を持って説明できることは欠かせないと感じています。今回の勉強会・交流会を通して、病院と緑をテーマとして研究されてきた岩崎先生との出会いは、実践者が自信を持って活動を続け、エビデンスに基づいた活動を行なっていくために、価値のあることだと感じます。

今回は、当初の予想を超える方が参加され、嬉しい驚きでした! 造園業・ガーデナー・園芸療法士、医療スタッフ・病院の施設管理担当者など、医療と緑に繋がる多くの人たちと共に、学ぶことができて幸せな時間でした。

たくさんのご参加、ありがとうございました!

医療施設向けのパンフレットができました

たくさんの想いを込めて立ち上げたGreen Hospital Project。

少しでも多くの医療福祉施設が、緑の力を活用するきっかけになってほしいと思い、医療福祉施設向けのパンフレットを作りました。

ご希望がありましたらお送りします。ぜひご連絡ください。

パンフレットご希望の方は、こちら(info@greenhospital.jp)に送り先・必要部数をおしらせください。

*Green Hospital Project*  https://www.greenhospital.jp

*Facebookへのいいね、もお願いします* https://www.facebook.com/greenhospital.jp/